会いたいよ…
「センセー、
今度俺等に
飯おごってやぁ〜」


低い声が響く。
そしてその声が
玲奈によって
開かれたドアの
なかに向けられたのは
およそ5秒後の
ことだった。


私はその時、
完全に
見直すことになる。
――…『子ども』
だなんて、
もう絶対言わないよ。


私はこの子より
ずっとずっと
子どもっぽかったって、
気付くときが
くるから…



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