空色
from国光

いつもはあっという間に過ぎる一日は
あの日からひどく味気なくつまらない物になった。



(・・・部活)

チャイムが鳴った。
まだ時間はある。30分ぐらい。

でも早く行きたかった。

体育館に行けば
あいつ等の姿を見ても

ボールを触れば気が紛れるかもしれない。
コートで走れば忘れられるかもしれない。

そう思って

立ち上がれ・・・


「大村くん」

なかった。


「話があるんだよね?」


誠の親友

白井だった。
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