教師失格☆恋事情
振り返り様に紀之を睨み付けた。
「秋吉先生が羨ましいですよ。」
こんな所で、紀之と言い争いなんてしたくない。
それなのに紀之は私を挑発するような態度を止めない。
「ミーハーなバカ女だけじゃなく、こんな優等生にまで人気があるんだ」
「別に私はそんなんじゃ…」
先生は気付いてない。紀之が、なんでこんな態度をとるのか。
気付かれたくない。
片付けを終えた先生がゆっくり立ち上がった。
「お前だって、人気者じゃないか。宮前紀之って言ったら結構有名だぞ。お前たちって、仲いいんだな。意外。」
「ちゅ、中学が同じだけで、特に仲が言い訳じゃ…」
こんな弁解する必要ないのに、先生にだけは知られたくなくて、思い付くまま否定的な言葉を並べた。
「ほら、この学校って、私達の中学から遠いから、同じ中学の子って少なくて…」
―バンッ
「うざ…」
紀之が勢いよくドアを蹴飛ばして、部屋から出て行った。
