ツンデレ彼女を監禁して
「桜井だ、宜しく」


軽い自己紹介
自分としては、名乗り程度で充分だった


聞いた彼女は相変わらず、恥ずかしそうに頭を下げる


「ち……ち、千鳥っ、桜井先輩はな。か、彼女がいるんだぞ!」


どんな紹介の仕方か

加え、何故にそんなに動揺しているんだ


慌てふためく奴

それに彼女は目線を合わせながら、違うわよ、と俺には分からぬ会話をしていた


「ご、誤解しないでよ」


「おまえ……。顔に出てるぞ」


「だ、だから違うわよ。ともかくも、話があるの!」


取り繕うように、彼女は話しがあるという時任の隣りに移動した


恥ずかしげな顔は変わらない

にしても、どうしてこちらばかりを見るのだろうか


疑問は疑問のまま

とりあえずは、彼らの会話を聞いてみた


< 83 / 94 >

この作品をシェア

pagetop