first・デート

「ちょっ…鈴木??」


パニックしてるあたしを全く気にせず、ずかずかと歩いていく。


「何ってば!!」


強く言ってもあたしを見ようとすらしない、鈴木。


ステージの上にあったマイクを手に取り、


「みなさん。こちらは俺の婚約者の山谷静華です!」


…は、はぃぃぃぃぃぃぃぃ?!?!


回りからは拍手がわき上がる。


「ななななっ!ここここんっこんっ…!?」


「何、狐のまねしてんの?似てないし。」


「違うっっ!!ってか婚約者って…!!!」


婚約ってけ、結婚ってことだよ…


「ね!!!」


「ね?」


…もはや会話になりません。

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