きみ
「とゆみぃ」

「何?」

「ちょっと来て」

「ぅん!」

「ねぇ、矢田。矢田」

「なんだよ」

「ヒューヒュー」

「俺ぶっちゃけ急いでるんですけど…」

「すぐ終わる。ねぇ、とゆみぃ」

「えっ。あ、そうなの?」

「もぅいいよ。あのさぁ、去年の校外学習覚えてる?横浜行った時の?」

「あぁまぁ」

「そん時さぁ、とゆみと二人ではぐれたじゃん。そん時…」

「別に2人ではぐれたわけじゃねぇよ!」

「わかった。そんな事はおいといて、んで、はぐれた時2人で何してたの?」

「別に何もしてねぇよ」

「ほら、言ったじゃん。何もないって」

「本当かな?」

「本当に決まってんでしょ!ほら行くよ。その人達も忙しいみたいだし…」

「つまんないのぉ」

「何ちょっと期待してんの」

「ちょっとじゃないよ。だいぶだよ」

「あぁ。そーなの?」

「そーなの。あぁ、もぅ本当ショックなんだけど…」

< 26 / 76 >

この作品をシェア

pagetop