きみ
「何?」

「最後に1回だけディープやろう」

「はっ?何言ってんの!」

「今度は長く」

「は?」

また、今度はちょっと強引に、君とキスをした。

君は片手で鍵を締め、もう片手で私の胸を触る。

そして私の口の中に舌を入れる。

さっきよりもちょっと激しかったような気もしなくはない。

1分ぐらいだったかなぁ?君が不意に唇を離した。

「…。じゃあな」

「ぅん」

「また今日メールするわ」

「ぅん」

カチャ。ガラガラ


ガラガラ

皆の視線が痛い。

「帰って来んの遅いよぉ。ずっと1人だったんだからね」

「ごめん。怪我の手当て頼まれちゃって…」

「矢田君のもやってあげたの?」

「ぅん。まぁ一応」

「何かあった?」

「いや、別に何も」

「本当に?」

「ぅん。本当に」

「ならいいんだけどさ」

キーンコーンカーンコーン
< 38 / 76 >

この作品をシェア

pagetop