きみ
「ごめん待った!?」

「全然」

「良かった。行こ!」

「矢田のお神輿姿もぅ少しで見れるね!☆」

「う、ぅん」

「矢田お神輿担いでるよ」

「ぅん」

「以外にかっこいいじゃん☆」

「ぅん!」

矢田の姿を見ながら夏祭りを過ごした。そして、約束の時間。私は真加と離れて神社へ。

「待った?」

「全然」

「良かった。かっこよかったよ。お神輿」

「あぁ。ぁりがとぅ」

何を話すわけでもなく、ただ2人寄り添って、幸せな時間を過ごしてた。

「なぁ、目つぶって」

「う、ぅん」

そっと触れた唇。

(これってもしかして…キス!?)

「ごめん」

「ううん。大丈夫」

そしてもぅ1度触れた唇。
嬉しい気持ちでいっぱいだった。
でも、誰かに見られてるとはしらずに…
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