【短編】彼のため[続編2追加]
で、さっきの。


私が


『私にできることならなんでも言うこと聞いてあげる。』


なんて言ったのは、太地がなんか知らないけど自信をなくしてたから。


太地は、サッカー部に入ってて、エースなの。


なのに、次の決勝戦に不安があるみたいでね。


勇気づけたいじゃない。


だから、私は、太地に決勝戦を勝つことを条件に言ったの。



そしたら、ニコニコ顔って言うか、ニヤニヤ顔で。


怖いぐらい元気になったの。


わざと?



そう思うほど。


まあ、私は、太地を好きだからいいんだけどね。


太地は、なにを思って言ったのかな?


太地は、ちょっとでも私を好きかな?
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