桃色ドクター



やっぱり、寂しい。



瀬名先生からの連絡を待つだけの日々に疲れを感じていた。




恵理が瀬名先生に口説かれたという話よりも、連絡がないことが悲しい。



婚約者とうまく行っているのなら、それでもいい。


ただ、ひとこと連絡をください。



私、もう若くないんです。






私は決心した。



会いに行こうと。




ずっと避けていたあの場所へ。



瀬名整形外科。








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