桃色ドクター



「ずっと・・・・・・こうしたかった」




「瀬名先生のばか・・・・・・」





別れの挨拶じゃないの?


私を迎えに来てくれたの?




私は、瀬名先生の肩に顔を乗せ、子供のように甘えていた。



瀬名先生が私の肩を優しく撫でてくれた。



時が止まればいいのに。

本気で思った。





今から、どんな話をするんだろう。



怖い。

怖いよ。




聞きたくない。






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