桃色ドクター



「ごめん。我慢できなくて・・・・・・ ずっと会いたかったから」



甘い声。


久しぶりの大好きな声。



もう何も言えないよ。




「香織・・・・・・会いたかったよ」



「また、呼んだ・・・・・・」





瀬名先生は、優しく私の前髪をかきあげ、おでこに唇を当てた。




「さっき嬉しそうな顔で俺に抱きついてくれてほっとした」




ゆっくりと私の頬を撫でる。



「何度でも言うよ。香織・・・・・・香織」




唇が当たりそうな距離で、また名前を呼ぶ。





そして、今度は優しくキス。



二度、唇を合わせた後・・・・・・


また激しく舌をからめる。






< 138 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop