桃色ドクター


「あれれ?平野さん、どうかしたんですか?」



そう言いながら、私の腰に手を当てる。


服の中に手を入れて・・・・・・生の肌に触れた。



「ひやっ!!」



声を出すと、瀬名先生は唇をとがらせて、人差し指を唇の前で立てる。




「シーーー!!静かに」




服の上から触られるよりもずっと気持ちが良い。


本当に先生の手は不思議な力がある。



瀬名先生・・・・・・

あなたの手を、独り占めしたいです。



誰にも触れて欲しくないです。


こんな患者は、嫌いですか?




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