君と出会えた意味
こんなことで人生潰したくない。

あたしは学校に
仲よしこよししに来てるわけじゃない。



それにあたしには実花がいればいい。
そんで俊と少し話が出来るだけで良い。


「実花。行くよ。」


実「美菜でも・・・!」


あたしは階段をすたすた下りた。
その後を慌てて実花がついてくる。




実花があたしの手を握った。
真剣なまなざしで。



あたしは笑って
「大丈夫だよ。」

としか言えなかった。




校門を目の前にするとさすがに
少しドキドキした。



実花はさっきから心配そうに
あたしをチラチラみてくる。



実花はあたしといて怖くないのかな。
もしかしたら実花だって
あたしといたら同じ目にあうかもしれない。


その時はあたしが守らなきゃ・・・。






< 17 / 32 >

この作品をシェア

pagetop