君と出会えた意味


あたしは何のためにここにいるのか…
そう何度も思った。




でも生きたいから…




何かに出会いたかった
のかもしれない




でもそれが何か…



分かるのは少し後の話で…




そんなことを思っていたら
携帯が鳴った。





【着信 あいみ♪】




あたしは怖くてでれなかった。




あたしは今から何を言われるの?
もう友達やめるの?





一度震えを止めた携帯は
すぐに鳴りだした。



また愛美からだった。


あたしは覚悟をきめ恐る恐る出た。




「もしもし。」


「あ!美菜出た!!どこにいるの?!」


「ト・・イレ…」

「早く帰っておいでよ!!」

「で…も…。」

「まったく…まさかあたし達が
 美菜の事嫌いになったかとでも思った?」



「…………………」


「図星か…笑なるわけないじゃん!
 さっきはやっぱりなんて言っていいか
 分かんなかった。


 美菜の辛さや痛み…
 それはあたしらだって
 おんなじ女だから分かる。



 でもむやみに声掛けて
 余計傷つけちゃったらどうしようって…

 3人とも黙っちゃったの。
 ごめんね?」


「うーうん…」




涙が溢れそうなのを堪える。





「でもね美菜…。美菜は美菜だよ?
 何があってもあたし達の中で
 美菜は最高の友達だよ!」




「………つッ!!」


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