幸せでした・・・
距離
昨日の5限目以降説としゃべってない。


そして今日この日も説とは一回も話さなかった。


「あれれぇ~???説くんと別れたのぉぉ??」


この女ムカつく・・・。


君のせいですけど!!!


あたしは無視したけど!


「無視って酷くない??」


おもいっきり睨みつけてやった。


すると大きな声が聞こえた。


「舞~~~~!!!!!来て!!」


恵里香が呼んでる。


あたしは恵里香たちの傍に駆け寄った。


「舞・・・説くんとどうしたの???」


拓弥と恵里香と圭介が不安そうな顔をしてる。


「べつに・・・なにも・・・。」


「うそつかないで!!!言いたくないなら・・・無理には聞かないよ。」


「言うよ・・・恵里香たちなら信用できるから・・・・あのね・・・―――。」


昨日のことを言った。


途中で泣きそうになったけど全部言いきった。


「舞がどんなにつらくてもあたしはずっと傍にいるから・・・。」


「俺らもいるから。」


横で圭介がうなずいている。


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