シークレット


ガチャ―‥

「梓…私の下着見たよね‥」


心配そうに聞いた。



「うっうん…ピンクだった」


「うわぁぁ~ん(泣)
 もう生きていけない」

床に崩れるように座った。
黙り込む梓。



「ほら」

優しく後ろから上着をかけてくれた。


「――――っ」

「風邪引くぞ。
 俺まだ雫のこと好きだから」



「……//」


ギュッ―…

梓は私をゆっくり包み込んだ。


「…あず‥さ…ダメだよ‥
 もう私たちは他人じゃないんだから‥
 恋は出来ないんだよ…」



             
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