☆花咲く頃に.。.:*・°

『明日バスで行くんじゃなかったの?』

「うん?私、午前くらい…てか、あんちゃん達が来たら帰るつもりだから、車で行こ。」

『んだのか?だば、9時半頃に…な?』

電話を切って、しばし考えた。

姉の事だ。

【私が行ってもアンタは?って聞かれるから、行っても行かなくても意味ないもん】

【携帯ねぇ…私が持っても、どうせアンタにしかメールしないんじゃないかな?】


たまに職場で過呼吸を起こす姉。ほんのりと、私の通う病院の事を匂わせた時は

【私はアンタとは違う。】

確かに、ねーちゃんは、幼い頃に父に随分と叩かれていて、私はそれを見るのが怖くて机の下に潜って泣いていた。

私が憶えているのは断片的な記憶。

ねーちゃんは、オムツの頃からの記憶を、今でも忘れていない。

ねーちゃん、

私、

誰にも言ってない事があるよ?


メンタルの病院では、少し話したけど、先生は思い出す事が良い事ばかりとは限らないので

あった事か、なかった事かハッキリしないなら、無理に思い出す事はないです。

そう言われた。

それしか、言えない。

ホントに、わかんないんだもん。


そして私の、小さい頃の記憶は、断片的だ。

ただ、それだけの事。


私、誰の事も、恨んでるのかな?



明日は、予定通り、手術です。



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