天上のワルツが聴こえる
そもそも、夢見と呼ばれる少女は消耗品である。

そうとは知らされず、毎日毎日、夢を紡ぐのだ。

そして、10年もすると、疲れはて、力つきて代替りする。

限界を迎えた夢見はこの聖堂に魅せられ、いつしかここを訪れる。

遺伝子レベルに組み込まれた帰巣本能だろうか、少女は、その能力の衰えとともに聖堂へすいよせられていくのだ。

そして、次代の夢見が生まれる。

マザーが言うには、その夢見もまた、リーファだという。

では、いま、ここにいるリーファはどうなってしまうのだ?

「リーファは、どうなるのですか?」

アンドロイドは、訊いた。
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