天上のワルツが聴こえる
「Pチ、君が、何故ここに?」

フロルが、冷たい声で訊いた。

「わたしの任務はリーファを護ることですから」

不敵に、アンドロイドは言い放った。

軽武装した警備ロボットが、じりじりと距離をつめて来る。

「彼女を離したまえ」

フロルは、命令口調で言った。

「それは、命令ですか? フロレアル大佐」

フロルは、少し目を細めた。

「アンドロイドのスペアはいくらでもあるが、夢見のスペアはいない。離したまえ」

「いやっ!」

少女が、あらんかぎりの大声で叫んだ。
< 68 / 151 >

この作品をシェア

pagetop