天上のワルツが聴こえる
少女が木の陰から飛び出してきて、アンドロイドに抱きつく。

「怖かった…。ピーチが、連れて行かれるんじゃないかって、とっても、怖かった」

アンドロイドは、微笑んだ。

「大丈夫。少なくとも彼らは、もう、わたしのパルスを追って来ることはないでしょう。でも、あなたは、まだ、そのプレートをつけていてください」

「あのロボットたちは、どこを目指して行ったの?」

「わたしがシンクロしたマシンは限られています。彼らには、マザーのパターンを与えておきました」

「マザー!」

少女は、目を丸くした。

「マザーと、すりかえちゃったの?」

「そういうことです」
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