時空を超えてあなたに。。。

近藤さんの死

「明日香さん、ちょっといいですか?」





私が洗い物をしていると平五郎さんが声を掛けた。






「?どうしました?」






平五郎さんはとても厳しい、そして悲しそうな顔をして私を見ていた。







「近藤様が亡くなりました。」






え・・・?





「どっどう言う事?」






私はいきなりの言葉に驚きを隠せなかった。







近藤さんが死ぬ・・・?そんな訳ないよ・・・。だって近藤さんは強いんだもん。それにとても優しいもん・・・。あんなに優しい人が死ぬ訳無い。








「流山で官軍に捕まって板橋で斬首されたと・・・」





平五郎さんはそう言って下を向いた。






「ざ・・・んしゅ?何で!?近藤さんは武士だよ?なのに何で切腹じゃないの?ねぇ!何で・・・何でよぉ!何で近藤さんが殺されないといけないの・・・。」






私はそう言ってその場に泣き崩れた。
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