スケッチブック
ストリートライブ

歌奈多(かなた)

俺の名前は、


近藤 歌奈多(18)


ある駅で、


ライブをやっている。


ある日、


いつもどうりに、


歌っていると、


まだ中学生くらいの、


小さな女の子が、


何か言いたそうに、


こっちを見てきた。


その子は、


スケッチブックを持っていた。


俺は、その子に


話しかけてみることにした。


「聞いてくれてありがとう」


「・・・」


あれ?


なんも反応ないぞ??


どうしたこの子?


すると、


女の子は、


スケッチブックに何か書き出した。


【いい歌ですね^^】


「あっ。どうも。」


すると、


【私しゃべれないんで、
 スケッチブックに書いているんです】


「そうなんだぁ」


【はい。そうなんです。
 明日も歌いますか?】


「うん。歌うよ。
 君名前なんていうの?」


【あ。すみません。
 私、愛海香です。あなたは?】


「俺は、歌奈多。よろしく。
 明日、聞きに来てね。
 俺、帰んなきゃ。」


【あ。はい。わかりました。
 明日また来ます。】


そして手を振ってくれた。
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