拝啓‥先生へ
昨日の放課後
小田は部活終わりに佐々木の所へ行ったらしい
「佐々木ーちょっと聞きたい事あるんですけどー」
『何?部活終わったなら早よ帰れ』
「あのね〜佐々木の携帯の番号とアドレス教えて?」
『何の為に?小田に教えるといたずら電話とかしょーもないメール送ってきそう(笑)』
「別にうちは佐々木の番号とかいらんし」
『なら聞いてくんなよ(笑)』
「うちはいらんけど、ある人が知りたいんだって」
『ある人って誰や?』
「いやーそれは言えれん」
『それじゃー俺も教えれん』
「何でー?本間お願い!!教えて」
『そのある人は何で自分から聞いてくる事をせんのん?』
「あの子シャイな子なんよ(笑)」
『俺だって誰か分からん人に教えるのは嫌だ(笑)』
「そんなけち臭い事言わずにお願い」
『その子の名前を小田が言えば考えてやってもいーよ』
「何それ〜…もー本間お願いだって」
『ダメ』
「何でじゃ(笑)恋する乙女の願いを叶えてあげて」
『恋する乙女って。もしかして田中に頼まれた?』