黄昏の宇宙(そら)

今はノベルと2人(?)暮らしで寂し
さもあまり感じ無い。


下手をすると故郷の事も忘れがちになっ
てしまう事も多い(仕事が忙しいという
事もあるのだが)だが、冷静に考えれば、
それはさ寂しい事だろう。


有史以来から続く血の繋がりを考えると
、イーグルがこの世に生まれ出た事自体
が奇跡に等しい事なのだから。


イーグルはノベルを見詰めた。


「お前が僕の前に居る事も奇跡なんだな」


その問いの意味が分かったのか分らないの
かはっきりしないが、ノベルはイーグルに
向って「にゃあ」と一声鳴くと、又嬉しそ
うに餌を食べ始めた。

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