ふたつの恋の物語
日常

東子

今日もいつもと同じ1日が始まる。



‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


朝目覚まし時計を止めて階段を降りた。

「おはよ‥‥」

『おはよう!ご飯出来てるわよ〜♪』

ママは朝からテンションが高い。

ダイニングテーブルには目玉焼きにトースト、サラダのいかにも洋風な朝ご飯が用意されていた。


「ふわぁ〜ねむ…」

『ほら!早く食べちゃって!』

ママが手作りのゼリーをテーブルの上に置いて言った。


「はいよっと。」

椅子に座って朝ご飯を食べる。

「パパは?」

洗い物をしているママの背中に話しかけた。

『今日から朝のニュースやるって言ってたじゃない。
もうとっくに会社よ〜』


「そういえばそうだっけ・・」

『そろそろ出るんじゃない?!
パパってテレビに映っててもイケメンよね〜』

ママがチャンネルを変えて言った。


あたしのパパはテレビ局のキャスター。
といっても地方だけどね。

でもこの辺では結構有名人。

ハーフで顔も割とかっこいいから。

そんなパパはあたしのちょっとした自慢でもある!
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