さよならとその向こう側
はがゆい思い〜実〜
あの夜も、彩夏にどうしても会いたくて会いに行った。



俺の彼女は綾さんで、彩夏を幸せにしてあげる事は出来ない。

頭では分かっていたけれど、心は彩夏を求めてしまう。

結局綾さんと別れる事も出来ないくせに、ずるずるとこの関係を続けて彩夏を抱いてしまう。


彩夏がいいと言ってくれたから。


そんな風に自分に言い訳をしていた。


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