さよならとその向こう側
「驚いた?」
実はそう言って、私の顔を真っすぐに見つめる。
「…うん、かなり。」
「そうだろうね、自分でも驚いてる位だから。
だけど、一週間しかまとまった休みが取れないから、慌ててたんだ。
早く彩夏に会いたい。ただその気持ちで一杯だった。」
熱い眼差しで見つめるから、クラクラするよ。
太陽の陽射しのせいだけじゃないよね?
体が熱を帯びていく。
だから、私もつい言いたくなってしまった。
「…私も、会いたかった。」
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