幼なじみ〜first love〜
道の途中で、夜空を見上げた。




ふとよぎる。




小さい頃…いつだったか、ふたつ並んだ星に名前をつけた。




“蒼”と“絢音”という名前を―――。




『あれが蒼くんの星』

『あれが絢音の星ね』




好きとか恋とかまだよくわからなくて




ずっとそばにいるって…約束した。


汚れを知らないあの頃。



昔も今も




あのふたつ星は輝き続けているのに…




今は…あの約束が




涙となり、胸の痛みに変わった……。








蒼に初めて彼女ができました。
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