幼なじみ〜first love〜
――…あの夏の終わりから、4年の月日が流れ、あたしたちは、20才になった。
「絢音ーっ!3限、休講だって〜」
美々ちゃんが手を振りながら、あたしの元に駆けてくる。
「本当?やったぁ〜!」
あたしは美々ちゃんと同じ大学に合格し、社会学部の2年生になっていた。
「絢音、カフェ行こっか?」
美々ちゃんがあたしの肩を抱き寄せる。
「うんっ!イチゴパフェ…もぉ売り切れちゃったかな?」
大学構内にあるカフェは、学生たちに人気で、特にイチゴパフェは、すぐに品切れになってしまうほど大人気。
「品切れじゃなくて、ラッキーだったねー!」
「うんっ!」
テーブルの上にイチゴパフェを二つ置いて、美々ちゃんと向かい合って座った。
「そうそう…絢音、今日バイト休みでしょ?」
「うん」
「じゃ〜合コン行こっ」
美々ちゃんはノリノリな様子で一人で盛り上がっている。
「…それ、強制ですか?」
「うん、強制」
胸の奥が痛むのは…まだ忘れられないから。