幼なじみ〜first love〜


――…あの夏の終わりから、4年の月日が流れ、あたしたちは、20才になった。




「絢音ーっ!3限、休講だって〜」




美々ちゃんが手を振りながら、あたしの元に駆けてくる。




「本当?やったぁ〜!」




あたしは美々ちゃんと同じ大学に合格し、社会学部の2年生になっていた。




「絢音、カフェ行こっか?」




美々ちゃんがあたしの肩を抱き寄せる。




「うんっ!イチゴパフェ…もぉ売り切れちゃったかな?」




大学構内にあるカフェは、学生たちに人気で、特にイチゴパフェは、すぐに品切れになってしまうほど大人気。




「品切れじゃなくて、ラッキーだったねー!」




「うんっ!」




テーブルの上にイチゴパフェを二つ置いて、美々ちゃんと向かい合って座った。




「そうそう…絢音、今日バイト休みでしょ?」




「うん」




「じゃ〜合コン行こっ」




美々ちゃんはノリノリな様子で一人で盛り上がっている。




「…それ、強制ですか?」




「うん、強制」




胸の奥が痛むのは…まだ忘れられないから。
< 355 / 1,010 >

この作品をシェア

pagetop