幼なじみ〜first love〜
見事に1位で終えた体育祭、夜はお好み焼き屋で打ち上げが始まった。




「みんなコップ持ったかいな?…よっしゃ…2年B組優勝、おつかれカンパァーーイ!」




「カンパァーイ!」




優勝したこともあって、クラスのみんなは、めちゃくちゃテンションが高い。




そして誰よりも…




「ハハッ…おまえら最高だ!」




一人ビールを飲み上機嫌の担任タマちゃん。




タマちゃんは、クラスの皆の為に大きなケーキを差し入れしてくれた。




「遊也〜っ!お好み焼きひっくり返せないよぉ〜」




美々が俺を呼ぶ。




俺はあちこちのテーブルで、お好み焼きをひっくり返していた。




「何でみんなできへんねん…大阪とか関係ちゃうわ。こーいうのはセンスの問題や…」




「いいから、早くひっくり返してよ!」




「美々、おまえいつかぶっ飛ばす!」




「ケンや絢音が守ってくれるもーん」




「遊也ーこっちもひっくり返してー!」




他のテーブルにも呼ばれ、忙し過ぎる…俺




まぁ…みんなが喜んでくれたらええか…
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