幼なじみ〜first love〜
「…痛っ…殴ることねぇだろーが」




俺は、絢音の必殺技と言ってもいい…グーパンチを思いっきり腹に喰らった。




「変態とは一緒に寝ないから!」




「おい、ちょ…待てって…」




絢音は、顔が赤くなるくらいにキレながら部屋を出て行った。




「アイツ…いつのまに…そんな女として成長してたんだ…?」




ってか、わざとじゃねぇし!




寝返りうったら…たまたま…




ひでぇ…女がグーでパンチするか!?




ヤルんなら俺は、どうどうとするぜ!




「絢音のバカぢから……イッてぇよ…」




俺は殴られた腹をさすりながら、部屋の窓を開けた。




絢音と同居、1日目の朝を迎えた。




「ん〜!…今日もいい天気だ…」




眩しい春の陽射しに目を細めた。
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