幼なじみ〜first love〜
母ちゃんが死んでから、2ヶ月も経っていないうちに、見知らぬ女が家にやってきた。




『蒼…おまえもまだ母さんが必要だろ…?』




30代前半くらいの日本人の女




キャリアウーマン風な雰囲気の色白で細くてスタイルのいい美人な女だった。




『よろしくね…蒼くん』




そう言って、この女は俺に微笑みかけた。




そういうことだったのかよ……




父ちゃんは、母ちゃんが死んだってちっとも悲しくなんてなかったんだ。




父ちゃんは最初から母ちゃんを愛してなんてなかった。




そして母ちゃんも…




俺は望まれない子供だったのかな……




それとも

やっぱり俺は…




俺の父ちゃんは

絢音の父ちゃんなのか…?




母ちゃんが死んでまもなく、3人の生活は始まった。




そして、父ちゃんとその女は再婚し、俺に新しい母親ができた。




そして俺は、父ちゃんとこの女の秘密を知る……―――。
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