幼なじみ〜first love〜
晩御飯も食べ終え、風呂にも入り、部屋で雑誌を読みながらくつろいでいたとこに、誰かが俺の部屋をノックした。




「…蒼?入っていい?」




絢音か。




「んーっ」




絢音は手にお皿を持っていた。




「ママが、蒼に持ってけって…」




お皿には、ウサギ形のリンゴが6コほど乗っている。




「うまそっ」




俺は起き上がって、皿を受け取った。




「いただきます…絢音も食えよ…」




俺は絢音の口元にリンゴを持っていった。




「いいの?」




「なに遠慮してんだよ…?」




「蒼…なんか疲れてるみたいだから…マッサージでもしてあげよっか?」




「………マジで?」




俺は絢音が思ってもみないことをいうから、持っていたリンゴを床に落としてしまった。
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