幼なじみ〜first love〜
「…ここ?」




「あぁ…気持ちいい…。そこ押してくれ…」




絢音がマッサージしてくれるなんて、どういう風の吹き回しだろうか。




「ここ?」




「うん…」




俺は、布団の上にうつぶせになって、絢音は俺の上に股がり背中を中心にマッサージしてくれている。




「あたし…重くない?」




「重いわけねぇだろ?どんだけ俺、か弱いんだよ…?」




「ふふっ」




俺…幸せだな…




「ねぇ…?栞ちゃんさ、なんか言ってなかった?」




「ゴホッ………」




思わず噎せてしまった。


せっかく幸せな気分だったのに夏川の話かよ……
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