幼なじみ〜first love〜
「すご…っ…ご馳走やん…」




「へへっ…作り過ぎちゃったね」




テーブルの上に、和食を中心としたおかずをたくさん並べた。




「ええよ…めっちゃ腹へったし…全部食べるでっ」




「無理しないで?一応、栄養は考えたつもりなんだけど…」




「無理なんかしてへんよ?俺めっちゃ幸せやん。絢音に手料理なんか作ってもろて…ほんま…泣きそうやわ」




遊也は、ふざけてるのか、指で目頭を押さえ泣くマネをしている。




「またそぉやって…冗談ばっかり」




「冗談ちゃうって…ほな、いただきますーっ」




遊也は、よほどお腹が空いていたのか、勢いよくガツガツ食べ始めた。




遊也の食べている姿を見ると、作ってよかったなって思う。




すごく美味しそうに、たくさんご飯を食べてくれるから…




「…ゴホッ…絢音…俺に見とれてるんか?早く食べろやぁ…」




「なっ…!別に見とれてないし…バカじゃないのっ!?」




あたしも箸を持ち、まずは肉じゃがから食べてみた。…まぁまぁかな。




「…なぁ…絢音」




「んー?」




「めっちゃうまいで」




「そ?よかった…」




「…毎日でも食べたいんやけど…おまえの手料理…」




遊也の言葉に、箸を止めた。




「ここで…一緒に暮らさへんか…?」
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