子どもたちの会議室
死刑制度と36条



今日の3時間目は、担任の先生の会議があるため、3年2組は自由な時間をえることが出来た。



長い2時間目休みが終わり、遊び疲れた生徒達は、黒板にかかれた



『教室から出なければじゆう時間にします。あまりうるさくしないように』



のメッセージに、再び力を注入されたように元気を取り戻した。



「やったぁ!」
「先生いないって!」
「今日は何を“話し合おう”か?」



本来、この年頃の子どもたちならば、「何をして遊ぼうか?」などと話し合うのが普通だろう。



しかし、この3年2組の生徒達は違う。



「何を話し合おう?」



それが彼、彼女たちの合い言葉。



3年2組の生徒達はその後、机を裁判所のように並びかえた。



教壇を中心に、カタカナの“コ”の字の四角にあけられた隙間をその教壇にむけるたたちに机を整え、生徒達はそれぞれ自分の席につく。





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