私の似顔絵描いて
「鈴!大丈夫!?」



蘭がそう言う。



鈴の中身は、あの幽霊だ。



「大丈夫だよ…」


「この家ヤバイよ、何とかしないと…」


鈴はコクッとうなずいた。



「そうね。それに、あの子に体を取り戻されたくはない…」



「え?」


蘭は聞き返したが、鈴は首をふった。
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