彼氏想い
~♪

やっと自分の気持ちが

収まった頃...

殊輝からメールが来た。

「ん?なんだろ...あっ!」

携帯を取ろうとした。

同時に、机の上のモノが全て
落ちた。

まるで...

『携帯を取るなっ!』って...

誰かに警告されたみたいだった。

『音早が携帯取るまでの時間を
延ばせっ!』って

誰かに命令されて動いたかのように...

机上のモノだけじゃなく...

ペンケースの中身も散乱していた...。

何もかも...。

そして...

ケース自体も壊れていた。

「これ丈夫だからっ!」って...

殊輝がくれたペンケースだったのに...。

殊輝が使ってたペンケースだった...。

「音早だけは、特別だから」って...。

どんなに古くても...

どんなに欲しいって言われても...

自分の物は、絶対誰にもあげない...

大親友の瑠冬にもあげない殊輝が...

あたしにくれた物...。

あたしの宝物...。

そんな警告にも...

命令されたかのような私物の事にも
気づくことなく...

あたしは、全ての物を
すぐに拾い終えてた。

何も考えず...

予想以上の速さで拾い終えた
あたしに怒ったかのように...

あたしの心の中に...

再びあの予感を蘇らせた。








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