ベイビーベイビーベイビー
 

 このところの百合子は、大変に上機嫌であった。

 それは百合子にとって、思わぬチャンスが舞い込んできたからに他ならない。


 少々強引だったかもしれないと、自身でも分かっていた。

 それに百合子の思惑通りに進むかどうかも分からない。



 しかし顔に自然に浮かび上がる笑みを、どうしても抑えられないでいた。




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