ベイビーベイビーベイビー
 

 予想通り、それを見た麻美は、

「わぁっ!可愛いっ!本当にいいの?」

と歓喜の声を上げた。


 そして百合子に礼を言うと、

「ちょっと着替えてくる!」

と言って、小走りで客間から出て行ってしまった。


 麻美のこの遠慮のなさが、百合子には益々実の娘のように思えた。


 子どものいない百合子が、ずっと望んでいたことでもあるのだろう。

 妙子にもそれが痛いほど伝わり、それ以上拒否する事もできない。

「百合ちゃん、本当にありがとうねぇ」

と、礼を言うしかないのだった。




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