明日も逢いたい
お昼休みになっちゃった。

「ユーナーちゃん。」


「はい。」
あぁやっぱし止めとけば良かった。


「行こっか?」
超笑顔だよ。


「あ、はい。」
だいぶ気の抜けた返事。

「すぐだからね。」
徒歩で5分くらいみたい。けど今のあたしには5分も長い。


「ねぇ。今さ。ユナちゃんは好きな人居るの?別れたばっかりだけど。」


最後の一言が余計ですけど。
「居ますよ。」


「居るんだ?好きな人。じゃあ別れたのはそれが原因?」


「いえ。」
ズバズバ聞く人だなぁ。

「聞き過ぎ?ごめんね。」

本当だよ。全く。
けど笑顔で
「いえ。いいですよ。」


「はい。着いたよ。」


「来てみたかったんですよねー。ココ。」
正直な気持ちだった。


ここら辺では女性に人気のある有機野菜を使うヘルシーな料理で有名なチェザーレってゆうお店。


「いらっしゃいませー」
明るい店内。あたし達は席に着いた。


ココ隼人が来たがってたなぁ。
また隼人のこと思ってる。


「ユナちゃん。
何にする?」


「えーと。ランチのAでお願いします。」

だいぶ王道に頼んでみた。今度は隼人と来たいなぁ。
< 7 / 12 >

この作品をシェア

pagetop