天からの贈り物
三つのテスト
 クス

少し笑ってしまった

女のよう…と聞くがそれは本当なのだろう


優月は目の前にいる自分より年下の軍士に目を向けた



「天化………だいじょうぶかなぁ??」

「やっぱり、妹のことは心配なのですね」

「あははっと、いってもアイツは家に勘当されたからなぁ…
…まだ兄貴って呼んでくれているけど……」

ふう……
ため息をついて

「…昔は…兄さん…だったのになぁ……」

遠い目でそう、つぶやいた

「て、あぁ!?だべっているうちに!!」

「姫、天化の悪い影響が……。」


「…勝った……」

「へっ?」


   …………
「まっ、まったぁ!!!
姫の近衛隊員だぞ!!
えらいぞ!!つよいぞ!!
まだ実況中継すらしてないのに!!!
本当にたたかったのかぁ!!!天化!!」

「うん……?」

兄貴ってたまに変になるよナァ
実況中継って、おい。


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