爆走ハラスメント〜ツンデレ生徒会と硬派な王子達
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「へぇ〜、ここが試合会場なんだ。」
思ったよりも狭い会場内を、和葉は物珍しそうに眺めていた。
「葉(ヨウ)!五条!こっち!」
ディランの付き添いで、先に来ていた秀一が手招きしている。
目立つ格好が少しは役に立った。
「太陽さん。何つぅ格好してるんですか。」
秀一は、まず太陽に突っこんだ。
「似合うだろ。ディランが俺を見つけやすいように、な。」
そう言うと太陽は、秀一にウインクをした。
「へぇ、そうですか。それは良かった。」
秀一は感情を一切込めず、突き放すように言った。
「秀ってば冷たいんだから!ズンデレか!?」
すかさず葉子が突っこんだ。
「それを言うなら、ツンデレでしょ!!《ズン》ってなんなのよ!」
「知らねぇ。なんでも良いよ。はっはっは。っうか俺、寄るトコあんだけど、もう行っても良いかな?」
「太陽さん、誰も引き止めてません。」
秀一はあくまでクールだ。
「秀も言うようになったなぁ。じゃあ、俺行くわ。また後でな!」
だがそう行ったきり、太陽は試合が始まっても、戻って来なかった。
「へぇ〜、ここが試合会場なんだ。」
思ったよりも狭い会場内を、和葉は物珍しそうに眺めていた。
「葉(ヨウ)!五条!こっち!」
ディランの付き添いで、先に来ていた秀一が手招きしている。
目立つ格好が少しは役に立った。
「太陽さん。何つぅ格好してるんですか。」
秀一は、まず太陽に突っこんだ。
「似合うだろ。ディランが俺を見つけやすいように、な。」
そう言うと太陽は、秀一にウインクをした。
「へぇ、そうですか。それは良かった。」
秀一は感情を一切込めず、突き放すように言った。
「秀ってば冷たいんだから!ズンデレか!?」
すかさず葉子が突っこんだ。
「それを言うなら、ツンデレでしょ!!《ズン》ってなんなのよ!」
「知らねぇ。なんでも良いよ。はっはっは。っうか俺、寄るトコあんだけど、もう行っても良いかな?」
「太陽さん、誰も引き止めてません。」
秀一はあくまでクールだ。
「秀も言うようになったなぁ。じゃあ、俺行くわ。また後でな!」
だがそう行ったきり、太陽は試合が始まっても、戻って来なかった。