メトロノーム 【完】
「七海、今までありがとうな。

俺も進んでいくことにするよ。」



腕がほどかれ、涼太は私の家を目指して足を進めはじめる。

私もその後を追い、隣に並ぶ。




「あ、でも俺のことどんどん頼ってよ?」

「ん・・ありがと。」

「どこでも連れて行ってやるし。それに、合コンメンバーに加えてくれてもいいし!」



明るい涼太の声とニカっと笑う顔に、少し安心する。

「里菜に伝えとくよ。」

私も笑って答える。

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