メトロノーム 【完】
沈黙を破ったのは涼太。


「なっ、なんかプロポーズみたいじゃん!!」

「プロポーズ、だよ。二回目の、な。」

「へ?」


さらりとした隼人の言葉にまた涼太は固まる。




「二人共、結婚式には来てね?」

固まったままの涼太の肩を、隼人がぽんぽんと叩きながらいつものように、いたずらっこのような笑顔をする。



えっ?どうゆうこと?と驚く二人に背を向けて

隼人と手を繋ぎ校門を目指して走りだす。





私たちのあとを涼太と里菜も追いかけてくる。




あっさり捕まった私達に「お幸せに!」と二人は言った。


その言葉がくすぐったくて、隼人と顔を見合わせて笑った。
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