Drop Piece



「…利央」

「…っ‼わかったよ‼そのかわり、少しでも痛そうな顔したら即効裏行ってもらうからねっ‼」

「…さんきゅ」


利央はそのまま晴と共に最終確認をしにステージの方へ行ってしまった。俺は残った琉を見上げた。


「…んで、許可だしたんだよ?こんなんいたら邪魔になるだろうが」

「そこは、…俺たちが…ちゃんとサポートする」

「そうじゃなくて、なんで許可…」

「…じゃあ、逆に…許可ださなかったら壱流踊らなかった?」


その言葉に思わず言い淀み、口を噤んだ。それを見て、琉はふわりと笑った。



「…でしょ?…だから、最初から…許可とか…関係無いの」

「…琉」

「ちゃんと…痛くなったら…言って。それは…約束」

「わりい…、琉」

「ん、…がんばろ、壱流」


メンバーには敵わないと思った。






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