地元の空
地元なんか

キーンコーン…♪

時計を見ると、夕方の5時だった。
今調度部活が終わったところだった。


「整列!!!!!」

テニス部のキャプテン、近藤先輩が運動場に響くくらいの大きさの声で言った。


「「「「「はい!!」」」」」

それに続いて、私を含む部員10名が大きな声で叫ぶ。


「ありがとうございましたー!!」


「「「「「ありがとうございました!!!!!」」」」」


「解散!!」


「「「「「はい!!」」」」」


やっと部活が終った。




【み~る!!】
キャプテンの近藤先輩が話しかけてくれた。


「先輩っ…。
おつかれさまでした。」


【お疲れ~】

ニコッと笑ってる近藤先輩を見ると疲れたことなんて忘れちゃうくらいとても輝いていた。


【それでさ~!!
みる、1週間後何の日か分かってる~?】


一週間後…?

!!


「バレンタイン!!」


【よく分かったわね。
そう~♪バレンタインデー★ふふ…】

今日は2月7日。



【でね。
みる、男子にチョコあげるのかな~って思って!!】


「あーあげますよ★」


【まじで!!?
それって本命とかいうチョコ?!】



「いえ。友チョコです。」

ドテッと近藤先輩がこけた。


【なぁ~んだ。友チョコかい。
つまんないの~。】



「つまんないって…。
それじゃぁ先輩は男の人に本命で渡すんですか?!」


【え?私?!】

動揺してる先輩。

もしかして…。


「その顔は渡しますね?!」


【ていっても片思いなんだけどね…
去年渡せなかったしね…。】


「おお!!その男の人っていうんは3年生ですか?」


【う…ううん。違うの。】



「え!もしかして年下…?
私と同じ歳の人ですか?」




【う…うん。中2の男子だよ…】



知ってる人かなぁ・・。


「私・・その人の事知ってますか?」

















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