ウルフ
『えぇ、ゴーレムです。その旅人は恐らく黒魔術師です』


『しかし…、わしは…』


ゴーレムがゆっくりとレイの方を振り向く


『レイ!来るよ!!』

『あぁ!わかってる!』


先ほどと、同じようにレイに突進攻撃を仕掛けるゴーレム


『はっ!』


それをかわすレイ


『ハッ』


《ドンッ、ドン》


2発の銃弾がゴーレムに命中する


『ぐぎゃあぁあ~』


先ほどとは比べ物にならないほど、ゴーレムにダメージが与えられた


『さすがはシルバーbulletだ!魔族には効果が違う』


『やった~レイ!』


その時おじいさんがゴーレムに駆け寄る


『駄目だおじいさん!今近付いたら…!』


言う暇もなくおじいさんを吸収し始めたゴーレム


『ぐぅぁおぉ~』


『…ばあさんやっと一緒に…』


〔カッ!〕


『うわ!眩しい!』


『生体センサーの数値が大きく…』


『ぐお~~!!』


そこに立っていたのは、先ほどとは様子が違うゴーレムだった
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