※愛は送料無料♪〜Beautiful Love編〜
―――…
車は真っ暗な高速を
法定速度を守りながら走っている。
かれこれもう1時間くらい?
運転席と助手席は落ち着いたベージュのベンチシートになっていて
計器類やダッシュボードの仕様は重厚感ただよう木製。
あたしの乗るポンコツ中古車とは大違いだ。
ピカピカに磨かれた
黒のワンボックスカーに乗り込んだのが
今から約1時間半前。
…実は昼間
蓮井サンがお店に来てくれたんだ。
「こんにちは」
仕事モードのときとは違う
落ち着いた語り口の蓮井サン。
対してあたしは…というと
「こここここここんにちはっ」
突然の蓮井サンの訪問に
緊張してどもりまくってた。
そんなあたしに苦笑いして
蓮井サンは言ったんだ。
「柴田さんの好みでいいんで
花束をひとつ作ってもらっていいですか?
ヒマワリ抜きで」
蓮井サンの要望通りにヒマワリ抜きで花束を作ると
今度はそれを梱包してほしいと頼まれたので
言われた通りにして蓮井サンに手渡した。